厚生労働省は、輸入時のモニタリング検査の結果、中国産ハスの種子から基準値を超えるアフラトキシンが検出されたと発表した。
この結果を受け、中国産ハスの種子及びその加工品(ハスの種子を30%以上含有するものに限る)に対して検査命令を実施すると通知した。(平成26年1月24日)
◆アフラトキシン(発がん性を有するカビ毒の一種) (aflatoxin)
基準値:含有してはならない
輸入食品に対する検査命令の実施
~中国産ハスの種子、その加工品~
本日、以下のとおり輸入者に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットについての検査の義務づけ)を実施することとしたので、お知らせします。
対象食品等 | 検査の項目 | 経 緯 |
中国産ハスの種子、その加工品(ハスの種子を30%以上含有するものに限る。) | アフラトキシン | 検疫所におけるモニタリング検査の結果、中国産ハスの種子からアフラトキシンを検出したことから、検査命令を実施するもの。 |
<アフラトキシンについて>発がん性を有するカビ毒(アスペルギルス属の真菌により産生される)の一種 。
<中国産ハスの種子のアフラトキシンに係る違反の内容> 品名:生鮮ハスの種子
輸入者:日野薬品 株式会社
輸出者:GUANDONG MEDICINES & HEALTH PRODUCTS IMP & EXP CORP.
届出数量及び重量:10 カートン、0.10 トン
検査結果:アフラトキシン 663μg/kg 検出 (基準:付着してはならない)
届出先:神戸検疫所
日本への到着年月日:平成26年1月5日
違反確定日:平成26年1月20日
貨物の措置状況:全量保管中
参考 :中国産ハスの種子の輸入実績(平成24年4月1日~平成26年1月19日まで:速報値)年度 | 届出件数 | 届出重量(トン) | 検査件数* | 違反件数 |
平成24年 | 2 | 0.10 | 1 | 0 |
平成25年 | 6 | 2.32 | 2 | 1(アフラトキシン) |
* アフラトキシンに係る検査